大変、お久しぶりです。ああすけです。
…もう、本当にお久しぶりの投稿です。
ところで、最近の私は、
ラジオを聴いたり、
本を読んだり、
オンライン英会話を始めたり、
アマゾンプライムでおジャ魔女どれみを観たり
と、充実した引きこもり生活をしています。
外に出れなくて限界を迎えている同僚や弟に比較すると、
むしろ自分の時間が充実して楽しんでいる。
そんな感じ。
引きこもりにとっては家にずっといることはやることがありすぎて、特に困ることはありません。
そんな私が読書したり、英語で他文化に触れたりした時の浮かんでは消え、浮かんでは消えする気持ちをただ残したいと思ってまたブログを始めました。
その中でも今日は「読書」について書きたいと思います。
家での時間があるときにこそ手に取りたい本
元々、読書はするタイプで基本的には小説を読んでいましたが、
結婚を期に夫の影響でビジネス書も手にするようになりました。
こんな時だからこそ、
知ってた方がいいけど知らないこと とか
特に役に立つ訳じゃないけど知ってたら人生豊かになること とか
特に引き込もりが充実してからは少し幅を広げようとしているところです。
今回の本は「おとなの教養 私たちはどこから来て、どこへ行くのか?」。
書いているのはかの有名な池上彰さんです。
リベラルアーツと現代の自由七科
リベラルアーツというのは、
ヨーロッパの大学で学問の基本だとみなされた七科目のこと指します。
具体的には
①文法
②修辞学
③倫理学
④算術
⑤幾何学
⑥天文学
⑦音楽
こういう教養はすぐには役に立たないけど、
身に着けていれば、人間は様々な偏見や束縛から逃れ、自由な発想や思考を展開していくことができる、そうです。
で、これを池上さんが「現代の教養とは何だろう?」ということで考え出されたのが「現代の自由七科」です。
①宗教
②宇宙
③人類の旅路
④人間と病気
⑤経済学
⑥歴史
⑦日本と日本人
この「現代の自由七科」に沿って話は進んでいきます。
その中で特に印象に残った「宇宙」と「歴史」について書きました。
宇宙について
宇宙について、というより科学と宗教についてですね。
この世界は神様がつくった世界である。
神様がつくった世界であるならば、さぞかし美しい法則があるに違いない。
そんな思いから科学は始まったそうです。
今や常識の地動説(地球が太陽の周りをまわっている)ですが、キリスト教ではそれが認められませんでした。
神様が作った世界を知りたいと思ったことが、結果としてキリスト教を批判することにつながってしまいました。
地動説を唱えた人は殺されたり、宗教裁判にかけられたりします。
子どもの時に読んだ 地動説を発表した人を殺してしまったが、実際には正しいことが分かった描写が書かれた絵本(…確か、ガリレオ・ガリレイについての話だったような…)の中に
でも、どんなに正しかったといっても殺したひとは帰ってきません。
という一説を読んで、当時の私は
「なんて思いこみの激しい人たちなんだ!
自分が正しいと思ったこと以外ま間違いで、ましてや殺してしまうなんて!」
と思っていました。
その当時は宗教の概念が全くなかったので、なんてひどい人たち!
というくらいの認識でしたがようやく私の中でひとつに繋がりました。
宗教と科学は別物として、扱われることが多いですが過去には深い深い関係性であったことに気づかされます。
また、絵本をたくさん読んでもらった家庭に育ち
夫と結婚して、教養を身に着け
ようやく繋がる長期スパンにおける奇跡的な出会いを感じずにはいれませんでした。
歴史について
大学時代、塾講師として中学生に理科を教えていた私は塾長の「学校の授業の前に何も理解しなくていいから、まずは単語を覚えさせろ」という方針の変更に憤慨し塾講師をやめました。
その時には「しくみや理解しないままで暗記なんて、理科が嫌いになるし意味がない!」と怒った訳ですが、歴史に関してはそう思ったことはなっかたのです。
歴史だって、当時の人の思惑や考えがあって物語があったり、作られていたりする訳で単なる暗記すればいい科目ではなったことに気づかされます。
「暗記」自体が得意でない私にとっては日本史、世界史は完全に苦手科目となっていました。
理科だったら、仕組みが分からないと意味がないと怒って辞めるほどなのに…
歴史だって同じなのにね。
そこで、
私は具体的にどんな勉強をしたらよかっただろう。
もし、これから私が子どもを持つようになったときはどんな風に歴史を学んでもらうのがいいだろう。
と、考えてみましたが、なかなか難しく正解にたどり着いていないのが現状です。
まとめ
池上さんの書いた本ですから、一見難しそうな内容でもさらさらと読めることが出来ました。
勿論、この本を入門書としてもっと知りたくなった内容についてまた別の本を開いたりすることが、「自由七科」を制することになると思います。
それでは、良い引きこもりライフを。
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